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久しぶりに本を読む

2012/09/24 Mon 10:24

春にして君を離れ     アガサ・クリスティ

根っからのミステリ-好きです。
アガサ・クリスティの本もたくさん読んできました。
でもこの本にはポアロもミス・マ-プルも出てきませんし、殺人事件はおこりません。
それなのに この怖さはなんでしょう。




主人公は3人の子供を育て上げた主婦。
夫の仕事がうまくいっていることも、子供達が健やかに成長し思春期にありがちなそれなりの危機を乗り越えてたことも、家事が滞りなく進行していることも全て、自分の配慮と経験からの堅実な助言があったからだと信じて疑いません。



ところが旅の途中、天候のせいで汽車が止まり、何日も何日も地平線に囲まれているだけの砂漠でひとり、自分自身と向き合う時間を過ごすことになり、友達や家族に自分がしたことを次々と思い出すことになってしまいます。





「こうして良かったと思うに決まってるわ。今にかならず・・・」

「君の言うようにしてよかったと思うようになるって、どうしてわかるんだい」


夫が人生の途中で何度もやさしく投げかけた質問の意味を考えもせず、常に上の立場から物や人を見下ろして生きることしかできなかった主人公の人生。
夫や子供のため・・と言いながら選択してきたことは全て、自分の満足のためにされたことでしかありませんでした。




そして読者は砂漠で内省を続ける主人公と共に、自分の人生を振り返らずにはいられなくなります。


私もいろいろなことを思い出しました。

言われたくなかったひとこと、
言ってはならなかったひとこと、
言ってほしかったひとこと
言えなかったひとこと。






ただ・・人はそんなに簡単に変わることはできないようです。

ほんとうは夫や子供達からちっとも、愛されていなかったのだ・・・ということに気付けなかった主人公。
このまま何事もなかったように生きていくのですね。

ラストの夫の言葉(心の中の)が、ザックリと胸を刺します。

この作品はメアリ・ウェストマコットの名前で発表されています。
もっと読んでみたいと思います。





これを書くのに一週間もかかっってしまった私。(>_<)



あのね・・
めいはひゃくさいひゃくさい、ボクはもうすぐ2さい









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